こねっとHOMEへ戻る >> スタッフブログ >>あまちゃんの防災情報02

あまちゃんの防災情報02

NPO法人子育てサークルネットしずおかの天野です。
今回は災害時のトイレについて情報提供して行きたいと思います。

家族の人数×5回×7日=
こちらの数式は家族の1週間分の排泄回数です。
例えば3人なら3×5×7=105回分となります。
もちろん排泄の回数は人により異なりますのであくまでも目安です。

TOKAI0の耐震補強をしている静岡県では原則在宅避難となるため、
意外と盲点となっている自宅の災害トイレ備蓄を一度見直すことをお勧めします。
以下は東京ガスのトイレの備えをチェックできる表(トイレ備え計画)
https://www.tokyo-gas.co.jp/toilet/pdf/toilet_sonae.pdf
と国土交通省が監修の普及啓発冊子です。
https://www.mlit.go.jp/common/001180224.pdf
自宅、集合住宅どちらでもわかりやすく、説明されています。

地震が起きた場合、水が止まると水洗トイレは流れなくなります。また、建物が傾いたことで排水管や下水管が破損したら、水洗トイレを使うことはできません。
多くの人は、水洗トイレが壊れているかどうかを確認しないまま使ってしまい、詰まったり、汚物がはずれた排水管からもれてしまうことがあります。
また、マンション等で上の階のトイレの汚水が下の階のトイレであふれ出てしまうこともあります。
無事に使えるかどうかがわかるまで、水洗トイレに水は流せません。
(排水管の確認方法などは上記に張り付けてある国土交通省の作成した冊子に記載があり)
大地震が起きたら、まずは携帯トイレを取り付けると良いと思います。

因みに使用済み携帯トイレは、「可燃ごみ」として処分される場合が多いですが、
事前に処分の仕方を市区町村に確認しておきましょう。
災害時は、ごみの収集が滞ることが予想されますので臭いに配慮するため、密閉機能のある「袋」や「箱」を準備しておきましょう。

ベランダに蓋つきのポリバケツなどを置く方法がおススメです。
トイレに置いておくと、時間が経つにつれ、臭気が増すため不衛生となります。
また、他の可燃ごみとは分け、汚物が入っていることがわかるようにすることが必要です。
トイレ(排泄)は人の尊厳に関わる問題です。お子さんが排泄を我慢して健康を損なったり、精神的なストレスを軽減するためにもトイレの備蓄を考えて見てください。

(投稿者…あまちゃん)